材料とシステム審美歯科

材料やシステム

審美治療に限らず歯科診療全体を見渡したとき、これらは使用する材料の種類やシステム、装置などに依存している面が多くあります。

ここでは、数多くある材料やシステムから、当院の審美治療などでごく一般的に用いているものを、諸条件と比較し紹介いたします。

■材料・システムと諸条件の比較


全体の色調単体の強度耐変色性汚れにくさ
A.硬質レジン前装冠
(保険適応)
××
B.アートグラス前装冠
C.メタルボンド
D.プロセラ
E.エンプレス
×:よくない △:ふつう ○:よい ◎:非常によい


■各材料の特徴
A.硬質レジン前装冠
金銀パラジウム合金という金属の枠(フレーム)を樹脂で覆ったもので、保険診療に唯一適応しています。そもそも保険診療では、前から4番目以降の歯全体を白くすることはできず、全体を金属で覆ったかぶせ物になってしまいます。その為、人によっては笑ったときや大きな口を開けた時などに4〜5番目の歯が見える事は少なくありません。

B.アートグラス前装冠
従来の樹脂にマイクロフィラーを配合し強度を上げた新素材ハイブリット。主に、白金加金(金を主体とした合金)で出来たフレームに、このハイブリッドを覆ったもので、強さや色調もAに比べ格段に進化しています。

C.メタルボンド
専用の金属(金・パラジウム・白金など)に陶材を盛り、焼き付けたもの。原理は七宝焼きと同様。単独1本から全ての歯をつなげるものまでに対応し、更には他の部位の入れ歯とも組み合わせることが可能。通常"メタボン"と呼ばれるもので、現在の保険外診療では最もポピュラーなものといえます。

D.プロセラ
オールセラミックスの最新システム。CAD-CAMテクノロジーを利用し、現在の歯科界では最も硬いセラミックスである酸化アルミナのフレームを製作。その上に、専用の陶材を焼き付けたもの。強度と審美性の両方を兼ね備え、より強いことが特徴的です。

E.エンプレス
オールセラミックスの1種で、審美治療の代表格。表からもわかるように、強度だけでなく、色調の表現力も非常に豊か。もちろんオールセラミックスなので金属を一切使いません。


このように、審美治療では様々な材料やシステムを使用します。普段聞きなれない単語や言葉も出てきたかと思いますが、ここでは審美治療には、「どういう材料を使うのか?」また、「それらにはどんな特徴があるのか?」を知っていただければと思っています。
材料やシステムが複雑なだけに、その治療法も様々です。当院では患者さまと十分話し合い、まず削らない方法で治すことを前提に、なるべく要望を取り入れた治療法を検討します。必ずしも白い歯や綺麗な歯並びイコールその人にとって機能的であるとは限りません。

ぜひこの機会に、我々と一緒にあなたにとって最善の審美治療法を探してみませんか?

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